ニッキンの記事から。
https://www.nikkinonline.com/article/36939
富山県内信金が、OBの中小企業診断士からノウハウを吸収して、事業再構築補助金で成果を出していると報道しています。
内容自体は文字通りなのですが、実際に支援しているモノが読むと違和感というか、それって本当に仕事しているのか?と感じる。
『22年の第4次公募までに申請支援した200件のうち115件が採択されるなど、補助金に精通する。」とあります。
感覚的に1回の申請あたり、この事業再構築補助金だけに特化して支援したとして、まともにできるのは、せいぜい10件ぐらいでしょう。
これでもおおいかな。
20件を超えるとまず、考えて書くということ自体が物理的に無理になってきます。
よほど考える時間に専念できる優秀なアシスタントが居れば別ですが・・・
なので、出来てクライアントの作成したもののチェックです。
それが、4回で200件ですから、一回あたり50件なわけです。
こうなると、仕事のクオリティーを落とすか、関与度合いを下げるか、案件のレベルを落とすかしかなくなってきます。
またはその全てかです。
正直、緊急事態宣言特別枠でかつ500万円未満の案件ならば、わざわざ民間のコンサルタントが受託する必要があるのか?と思います。
なぜなら、それこそ報酬ゼロでやる商工会議所とかがあるので。
(銀行を報酬ゼロだというミスリードを喧伝する事務局は本当に考えた方がいい。この記事内にもあるでしょ、銀行はコンサルに外注しているって)
と考えた上で、この型の採択が115件なわけですから、57.5%です。
とすると、緊急事態宣言特別枠の採択率が66.5%(第4次 申請4217 採択2806)ですから、平均的な採択率よりも9%ほど低いわけです。
補助金に精通しているかぁ?
これ誰がWINなんだ、と僕なんかは考えます。
あ、言っておきますが、
この方の能力を否定や疑っているわけではないですよ。
文字通りに記事を読むことに疑問を投げかけているだけですよ。
念のため。