日本の中小企業の生産性が低いワケ

2022.04.29

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最近月に10社以上に対してコンサルティングをしていると
良く感じることがあります。

「日本の中小企業は生産性が低い」と巷では言われています。

前首相の菅総理の際には、顧問的な役割をしている外国人が
「生産性が低いのは数が多すぎる」と言っていたことを覚え
ている方も多いと思います。

もちろん、そのことを否定するつもりはありません。
しかし、コンサルティングを提供していてもっと根本的な問
題がある気がしています。

それが何かといいますと、

「社長がお金の流れが分かっていない」ということです。

例えば、売上の話を取ってみても、
どうやって売上を上げるかをお金の面からスムーズに答える
ことができる社長はいません。

嘘だと思うかもしれませんが本当のことです。

また、売上が上がったとき、または下がったとき会社のお金
が同時にどう変わるか?を認識している社長はもっといません。

とすれば、コロナ禍で売上が減少して赤字になったとしても
何を優先順位として戦略・戦術を立ててよいのか分からないのも
当然ということになります。

打つ手打つ手が場当たり的になりますから。

何が言いたいのかといいますと、社長になるなら「簿記」ぐらい
知っておこう、ということです。

簿記の資格を取ることが重要なのではありません。
取引について仕訳が瞬時にできることが重要なのではありません。

重要なのは、取引ないし行動が会社の「お金」にどのような影響
を与えるのか?ということが分かるということです。

それが経営のことが分かるようになる「はじめの一歩」です。

About Post Author

NAGASE YOSHIYUKI

財務コンサルタント。 ビジョン「1000年繁栄し続ける企業への変容するようサポートする」 ミッション「ご縁をいただいた会社、社長、従業員の成長、発展、成功、繁栄への道を共に歩む社外の一番のパートナー」
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