最近は、社長に対して事業計画作成のアドバイスを日々しています。
ほとんどの方は事業計画を書きたがりません。
その理由は、計画書通りに進まないからです。
ただ、その際によく言うことは、「できた計画書自体に意味がある
わけではない!」ということです。
こういうと、そもそも計画を書く意味がないんじゃないのか?と
思うかもしれないですが、そうではありません。
計画作成する際に、売上・経費だけでなく、様々なことを考えて、
あーでもない、こーでもないと考えながら一つ一つ形にしていきます。
そのようなことをすることを通じて、会社のことを今まで以上に深く
考えるようになります。
そのことで、会社の課題に正面から向き合うことになります。
向き合うことで、今まで考えていなかったような解決策を思いつくよう
になるのです。
大変ですが、それが社長としての成長なんですね。
そして、さらに重要なのことは、書いた計画書をしまい込むのではなく、
従業員に共有することです。
社員が社長の思った通りに行動しないのは、社員のせいというよりも、
ほとんどの場合、社長の考えることは社員に伝わっていないことにあ
ります。
なので、書いた事業計画書自体に意味があるわけなく、書く行為と
それを共有することに意味があるのです。