今日から事業計画書について書いて行こうとと思います。
「なぜ、事業計画書?」
「それよりも売上とかもっと大切なことがあるだろう」
とあなたは思ったかもしれません。
もうちろん、売上や資金繰りは大事です。そのことを否定する
つもりはありません。
ただ、中小企業の財務体質の改善をサポートしていて、一番不足し
ていると実感したことが、「事業計画(書)がない」ということです。
事業計画とは、ウイキペディアによると、
『事業計画( じぎょうけいかく、英語: Business plan)[1]は事業の達成目的、
目標、達成する計画・過程を示した公式のステートメントまたはその文書のこと。
その目的を達成しようとする組織の概要や背景、 戦略などの情報を含む場合もある。
「ビジネスプラン(英語:business plan)」とも呼ばれる。企業の計画のみならず、
国や行政機関、教育機関、非営利団体の事業についても使用される。
事業計画は、その顧客、納税者、コミュニティーなどを対象とし、その認識を改め
ることを目的として策定されることもある。例えば既存の事業が大きな変化を起こ
す場合や、新規のベンチャー事業を計画する場合には、投資家が判断するために3-5
年の事業計画が必要とされる[2]』
内容については、面白いことがある部分だけ引用しますね。
『よい事業計画とは、その分野に詳しくない者に対し、よき事業をより信憑性高く、
理解しやすく、魅力的に説明するものである。よい事業計画を策定することは、
事業の成功を保証するものではないが、失敗の可能性を減少するためには大きく役
立つことである[5]。』
そうなのです。今コロナ禍、そしてそれに続く資材価格高騰、急激な円安という
ように外部環境が目まぐるしく変化しています。
その中において、事業計画がないということは、社長以外の他の人は会社がどこに
いこうとしているのか理解できない。なので、サポートしようとしてもできない。
それだけでなく、そもそも社長自体も頭の中が整理されていないので迷っているだけ
で動くことができない、という状況になってしまいます。
その中で、兎に角「売上を上げなければ…」ともがいて、益々悪くなっている
会社を沢山見てきました。
事業計画は、成功を保証するものではないが、失敗の可能性を減らすために
必要なのです。
今回はなぜ事業計画の話をするのか?ということだけで終わりますが、
次回からはテキスト的な話ではなく、実際に役立つ話を一つ一つ書いて
いきます。