最近は気温の変化が激しく、体調管理に苦労されている方も多いのではないでしょうか。私自身も風邪からようやく回復してきたところですが、気圧の影響でまだ頭がすっきりしない状態が続いています。早く暖かい春が来てほしいものです。
先日、同じように中小企業を支援している方と情報交換をする機会がありました。話題は自然と最近の経済状況について及びました。多くの方が日本経済 明るい 理由を見つけられずにいる現状について、深い議論となりました。
相手の方が何気なくおっしゃったこの言葉に対して、正直なところ、私はそう思っていないということをお伝えしました。
日本経済が停滞している原因は、実は明らかになっています。それは何度もお伝えしていることですが、「事業計画」の策定ができないということです。
私が多くの企業に関与してきてハッキリと分かったことがあります。それは、中小企業で事業計画を作っている会社は皆無に等しいということです。仮にあるとしても、実行性のない、目標とすら言えないものばかりです。
これは決して中小企業を馬鹿にしているわけではありません。ただ、状況の悪い会社ほど事業計画がないということだけは明らかな事実なのです。
つまり、中小企業の社長が少しでも事業計画書を書くことができるようになれば、現在ほぼゼロの状況なのですから、状況は良くなるしかないのです。
そして、事業計画書を書くということはスタートでしかありません。それが機能し始めれば、伸びしろしか存在しないのです。
実際に、理化学研究所の研究では、正しいフレームワークを使えば、わずか4ヶ月で事業計画立案能力が飛躍的に向上することが科学的に証明されています。これは将棋の研究で明らかになった事実で、ルール(フレーム)があることで、人間の直観力は短期間で専門家レベルまで到達できるのです。これこそが日本経済 明るい 理由の核心部分なのです。
そういったことをお伝えすると、
と言われました。
この反応を受けて、私は2023年の目標を改めて明確にしました。それは、事業計画書は決して難しくないということ、そして書けるようになることで会社にメリットが山ほどあるということを、より多くの経営者の方々に伝えていくことです。
実は、事業計画の本質は新しい概念ではありません。二宮尊徳は「積小為大」(小さなことの積み重ねが大きな成果を生む)と教えており、これは現代の事業計画そのものです。
また、近江商人は「日々損益を明らかにしないでは寝につかぬ」という家訓を守り、日々の数字管理から長期的な商売繁盛を実現していました。これらの先人の叡智は、現代の事業計画書の核心と完全に一致しているのです。
つまり、日本経済 明るい 理由は、私たちの祖先が既に実証済みの確実な方法論が存在することなのです。
多くの方が「みんなできていないから難しそう」と感じるかもしれません。しかし、これは逆に大きなチャンスの証拠です。
99%の社長ができていないということは、少しでもできるようになれば、それだけで競争優位に立てるということです。マラソンでいえば、ほとんどの人がスタートラインにいる状況で、一歩でも前に出れば、もうトップグループに入れるのです。
しかも、事業計画書作成は特別な才能を必要としません。正しい方法を知り、段階的に練習すれば、誰でも必ず身につけられるスキルなのです。
事業計画書を作り始めると、多くの社長が共通して感じることがあります。それは、「会社のことがこんなにも見えていなかった」という気づきです。
そして、この気づきの後に必ず訪れるのが、「改善の糸口が見えてきた」という希望の感覚です。問題が明確になれば、解決策も自然と浮かんでくる。これが事業計画書の最大の価値なのです。
さらに素晴らしいのは、一度この感覚を味わうと、継続したくなるということです。良い変化を実感できるからこそ、自然と習慣化されていくのです。