【2025年最新】日本政策金融公庫コロナ対応融資の真実|融資限度額と申込のコツ

2020.05.08

 

 

【2025年最新】日本政策金融公庫コロナ対応融資の真実|融資限度額と申込のコツ

📅 最終更新:2025年6月25日

※ 最新の制度情報と申込手続きの変更点を反映し、より実践的な内容に更新しました


【コロナ対応融資の賢い使い方シリーズ】 – 第2回

🎯 「うちの会社はいくら借りられるの?」

多くの社長が気になるこの疑問、実は融資限度額には明確な基準があります。

📖 読了時間:約5分 | 📊 対象:日本政策金融公庫からの融資を検討中の中小企業社長

⚠️ 多くの社長が知らない日本政策金融公庫の真実

「自分は公庫からいくら借りることができるのかわからない」

という相談を受けることがよくあります。

実は、融資限度額には明確なルールがあり、これを知らずに申し込むと思わぬ制限に直面

することがあります。

 

📋 よくある誤解チェックリスト

  • ✅ 日本政策金融公庫の制度をよく知らない
  • ✅ 自社がどの事業区分に該当するかわからない
  • ✅ 融資限度額の決まり方がわからない
  • ✅ 申込可能額と限度額の違いがわからない
  • ✅ 現在の申込手続きの変更点を把握していない

一つでも当てはまる場合は、この記事が必ずお役に立ちます。

 

💡 この記事で得られること

  • 日本政策金融公庫の基本構造の理解
  • 自社の事業区分と融資限度額の把握方法
  • 実際の申込可能額の計算方法
  • 効果的な申込手続きのポイント

日本政策金融公庫とは?基本構造を理解する

日本政策金融公庫は、国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫が合併して

できた政府系金融機関です。

 

🏦 日本政策金融公庫の2つの事業区分

1. 国民生活事業

  • 対象:年商約4億円未満の企業
  • 特徴:小規模事業者向けの融資
  • 融資限度額:比較的小規模

2. 中小企業事業

  • 対象:年商約4億円以上の企業
  • 特徴:中規模企業向けの融資
  • 融資限度額:比較的大規模

重要:年商約4億円が境界線となり、どちらに該当するかで融資条件が大きく変わります。

新型コロナ感染症特別貸付の融資限度額(現在はありません)

コロナ対応融資として、日本政策金融公庫では「新型コロナ感染症特別貸付」が利用できました。

✅ 国民生活事業

  • 融資限度額:6,000万円
  • 対象:年商4億円未満の企業
  • 利子補給:条件に該当すれば適用
  • 申込の多数:ほとんどの中小企業が該当

✅ 中小企業事業

  • 融資限度額:3億円
  • 対象:年商4億円以上の企業
  • 利子補給:条件に該当すれば適用
  • 申込企業:比較的規模の大きい企業

実際の申込可能額はどう決まる?

⚠️ 限度額≠申込可能額の重要な注意点

国民生活事業で6,000万円の枠があるからといって、一度に6,000万円の申込が認められるわけ

ではありません。実際の申込可能額には別の基準があります。

 

📊 申込可能額の実際の計算方法

基本原則:月商の2ヶ月分程度

  • 標準的なケース:月商 × 2ヶ月分
  • 小規模企業:月商 × 3ヶ月分(年商規模が小さい場合)
  • 個別判断:業種や資金使途により変動

計算例:

  • 年商3,600万円(月商300万円)の場合
  • 申込可能額:300万円 × 2ヶ月 = 600万円程度
  • 年商1,200万円(月商100万円)の場合
  • 申込可能額:100万円 × 3ヶ月 = 300万円程度

 

申込手続きの現状と注意点

🏢 申込手続きの現状

現在は問い合わせが多いことと感染拡大防止のため、すべてに対して職員が直接対応する

ことをしていません。

基本的には、日本政策金融公庫のホームページで情報を確認し、Web申込または郵送での

申込が中心となっています。(現在は国民生活事業はWEBのみです。)

 

【効果的な申込のための実践ステップ】

  1. ステップ1:事前準備
    • 日本政策金融公庫HPで最新情報を確認
    • 自社の年商から事業区分を判定
    • 月商から申込可能額を概算
  2. ステップ2:必要書類の準備
    • 決算書(直近3期分)
    • 試算表(最新のもの)
    • 資金繰り表
    • 事業計画書
  3. ステップ3:申込実行
    • Webまたは郵送で申込
    • 追加資料の準備
    • 審査期間中の対応準備

重要:事前の情報収集と準備が成功の鍵となります。

 

古典の叡智から学ぶ融資の心構え

📜 『論語』からの教え

「信なくば立たず」

孔子のこの言葉は、融資においても重要な示唆を与えます。

金融機関からの融資は、単なる資金調達ではなく、信頼関係に基づく長期的なパートナー

シップです。

正確な情報提供と誠実な対応こそが、継続的な資金調達の基盤となります。

「なんとかなるだろう」ではなく、確実な準備と計画的な申込を心がけましょう。

 

まとめ

日本政策金融公庫からの融資成功のカギは、制度の正しい理解と事前準備にあります。

年商規模による事業区分の判定、月商から算出する申込可能額の把握、そして丁寧な

事前準備が、スムーズな融資実行につながります。

🌸 収益満開経営への道

融資は単なる資金調達手段ではなく、会社の成長を支える重要な経営ツールです。

正しい知識と準備により、あなたの会社の持続的発展を実現してください。

【次回予告】第3回「商工中金について」

次回は、一般的には商工中金と呼ばれている金融機関について詳しく解説いたします。

基本的な仕組みから実際の活用法まで、実践的な情報をお伝えしますので、ぜひお楽しみに。


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コロナ対応融資シリーズを順番に読む

← 第1回:信用保証協会特別枠について
第3回:商工中金について →

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