先日知り合いの社長から
「自分は公庫からいくら借りることができるのかわからないんだけど?」
と電話で質問を受けました。
聞いていると、そもそも日本政策金融公庫についてよく知らないみたいでした。
日本政策金融公庫HP
日本政策金融公庫は、国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫が合併してできた政府系金融機関です。
そのため、日本政策金融公庫には、大きく分けて国民生活事業と中小企業事業と2つにわけることができます。
そして、この2つの内どちらに該当するのかというのは、融資を申し込む会社の年商規模によって決まっていて、だいたい年商で4億円ぐらいあれば中小企業事業に該当するようになります。
そして、今回のコロナ対応融資に関して、日本政策金融公庫では、「新型コロナ感染症特別貸付」が利用できます。
・国民生活事業の融資限度額は6000万円
・中小企業事業の融資限度額は3億円です。
条件に該当すれば利子補給もあります。
そうなると、ほとんどの会社は、国民生活事業への申込になるでしょう。
そして、国民生活事業で6000万円の枠があるからといって、一度に6000万円の申込が認められるわけではありません。
この申込金額のMAXも年商によって決まっていて、だいたい月商の2ケ月分ぐらいに原則的にはなります。
もっとも、これも年商規模が小さければ3ケ月ということもありますので、ケースバイケースともいえます。
ちなみに、現在は問い合わせが多いため及び感染拡大防止のために、すべてに対して職員が直接対応することをしていません。
政策金融公庫のHPに基本的な情報は載っていますので、そこの情報を良く確認してから申込(webないしは郵送で)をするようにしましょう。