コロナ対応融資の賢い使い方(16)コロナ対応は複数回利用できる

2020.05.22

コロナ対応融資に関しては、世間的にもやや落ち着いたかなぁと経営者の方と面談して感じてはいます。

経済産業省のコロナ関連のHPにも出ていますが、この融資は複数回使うことができます。

『状況に応じて複数回の利用も可能です。』

https://www.meti.go.jp/covid-19/

ここで複数回利用しましょう、と言いたいのではなく、

1回で借り切ろうとするのは無理がいろいろありますよ、と言いたいのです。

例えば、金額が上がればその分だけ審査が厳しくなります。

以前も書きましたが、月商の2ケ月ぐらいです。

ということは、月商2000万円ぐらいの会社が、保証協会の無担保枠が8000万円あるからといって4ヶ月を申し込んでも土台無理なのです。

なので、必要ならば1回で借りようとするのでなく、タイミングを見て複数回利用するということをしてください。

もちろん、据置期間があると、期間中は新規の借入はできないなどありますので、以前にも書きましたが、まずはシミュレーションです。

そもそも、

まずコロナの影響はどのくらい出るのか?

その際、会社を維持するために毎月いくらぐらい必要なのか?

どのくらいでコロナ前のどの程度まで回復するのか?

そして、そのためにかかるコストはどのくらいなのか?

などです。

それをもとに、必要な額を調達していく、という様に考えてください。

財務コンサルタント 長瀬 好征公式メルマガの購読申し込みはこちら