商工リサーチによると、2021年度は焼肉屋の倒産件数が過去最低であった2020年度比べて1.5倍の18件に増えたそうです。
商工リサーチ 『2021年度「焼肉店」倒産状況』
https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20220412_01.html
これまで、コロナ禍において、焼肉屋は飲食店の中では、換気が行き届いていることや一人○○のブームに乗って、好調だということがいわれていました。
実際、それを受けて、大手資本であるワタミや幸楽苑が焼肉屋に新規参入したことは聞いたことがあると思います。
そのことによってだけではありませんが、当然のように焼肉屋という業態の中で過当競争が起こりました。
過当競争によって、結局はコロナ禍の影響を受けた店舗は倒産ということになったということです。
ここで言いたいのは、「だから焼肉屋はもう駄目なんだ」ということではありません。
言いたいのは、市場環境は絶えず変化しているということです。
コンサルティングを提供していて思うことは、赤字の会社の社長は特にそうなのですが、市場環境の変化に対して鈍感ということです。
ビジネスは機会と強みの掛け合わせによってのみ、売上を上げていくことができます。
しかし、環境変化に鈍感な社長は何が起こっているのか分かっていないのです。
信じられないかもしれませんが、「コロナが終わればなんとかなる」と思っている社長がいるのです。
結局のところ、コンサルティングをしていて思うことですが、どれだけ自社と世の中について真剣に向き合っているか?ということになります。
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