事業計画を作成して、あなただけの「成功モデル作成」する
専門家の長瀬好征です。
世の中に経営を改善する方法は色々あると思います。
どれも素晴らしいものだと思います。
ただ、私の場合スタートは、
事業計画を作成することから始まります。
こんなことをいうと社長から
「そんなことしている暇はない」
「もっと即効性のあるものが欲しい」
「資金ショートしそうなんだ」とか、色々言われます。
その際、私が社長に聞くことはただ一つです。
「では、これまで即効性のあると思った方法を今まで試して
みてどうだったのですか?」
です。
当然のことながら、効果があったのなら私と会っている訳
がないので、「これまで社長が効果がある!」と考えてや
ったことを数々やって成果が出ていないから、現在の会社
の状態になっているわけです。
このように書くと「即効性がある!」と言われているもの、
例えば、売上アップや営業研修やモチベーションアップな
どの方法を否定しているように感じるかもしれませんが、
そのような方法が有効である場合もあるので、手法そのも
のを否定しているわけではありません。
改善するにしても、まず始まりは
「何を一番最初に解決するのが最も効果的なことなのか?」
ということを社長自身が認識することです。
殆どの場合、社長の認識はずれています。
「売上が下がったことが問題なんだ!」
「資金ショートしそうなことが問題なんだ!」
「銀行がお金を貸してくれないから問題なんだ!」
でも、このようなものは現象であって、原因ではありません。
原因を解決しなければ、問題を先送りしているだけで、
後になって結局同じ問題が出てきます。
ただ、「同じ」であればまだいい方で、ほぼ前よりも深刻
な状態で再発します。
「なぜ、事業計画を作成することができないのか?」という
問いに対する私の感想は、
「社長が自身の役割を認識していないからに尽きる」
ということです。
「自身の役割」がわかれば事業計画を作らざるをえない、と
いうことになるからです。