最近は経営計画作成の支援をしていることが
コンサルティングの現場では多くなっています。
その理由は、今の経済環境下においては、
融資を受けるにしても
リスケをするにしても
補助金を受けるにしても
事業計画書を作成することが必要になっています。
特に、大型の補助金については、ほぼ事業計画書作成が
必須になっています。
さて、今回は補助金がテーマではないので別の機会に書
くとして、今回のテーマは売上と利益の関係です。
経営計画の作成の仕方は色々あるのですが、サポート
していて、社長にとってわかりやすいのが売上の計画
なのでそこから話していくことが多いです。
しかしながら、売上と利益の関係について、殆どの社
長が勘違いしていることがあります。
それが何かと言いますと、「売上上昇=利益増加で
はない」ということです。
少し考えてみれば分かりますが、売上を上げても
それ以上の費用をかけてしまえば、利益はでませ
ん。
にもかかわらず、
なぜか、
利益が少ない→売上を増やそう→もっと営業を頑張ろう!、
値引きしてでも販売しよう
というように考えがちです。
しかし、営業を頑張るということは、社長が動くにせよ、
従業員が動くにしても、活動には費用がかかる訳です。
まさか、徒歩で売り歩くことなんて今時ないでしょう
から。
同じように、営業マンを使わずに販売促進活動で売ろ
うとしても、費用が掛かるわけです。
また、値引きをすれば、その分だけ会社への入りが減
るわけですから、利益が減る訳です。
つまり、売上を考えるということは同時に販売手段を
考えることであり、同時に経費のことも考えることな
のです。
どうも、このように思考が働く社長は少なくて、売上
計画を作るのにも苦労するというのが現実です。
先ほどの話のとおり、令和の時代を乗り切るためには、
経営計画が作成できるようになることが必須なのです。
もう、昭和・平成の時代の会社経営とは違うのです。
これが今一番伝えたいことです。