財務コンサルタントの長瀬 好征です。
今回は「利益」についてのよくある勘違い
について書いていきます。
社長と話していると「利益」という言葉が
本当によく出てきます。
好きですよね^^
「利益」
いい響きです。
そのとき、良くする質問があります。
「社長、損益計算書の中に利益って何個ありますか?」
さあ、どうでしょうか?
答えは、5個ですよね。
上から、売上総利益。
営業利益。
経常利益。
税引前当期純利益
税引後当期純利益
です。
僕がこれを質問する意図は、このことが答えられる
かどうかということをテストしたいのではなくて、社長
がどれだけ「利益」ということを正確に把握する準備がで
きているのか?ということです。
まだ、決算期を1期も迎えたことが無い社長は別として、
決算書を見ているはずです。
見ているということは、視界には入っているということ
ですよね。
でも、聞くと、数字だけでなく言葉すら出てこないとい
うことは・・・、その利益は自分の意識では認識して
いない。
認識していないものについて「どうこうしよう」とは思えない
ですよね。
殆どの社長が3個ないし4個答えられますが、「5個」と答える
ことができないのが実態です。
大好きなはずの「利益」を改善するのが難しいそもそもの理由
なんですよね。
ただ、言葉を知っていればいいのか?というとそういう訳で
はもちろんなく、それぞれに存在する理由というよりも把握
しておかなければいけない経営上のワケがあるのです。
本当はこういうことを社長は知っておく必要があるのです
が・・・
次回は、「利益」について経営上知っておかなくてはいけない
ことを書こうと思います。