資金繰りの改善の手法 その11請求書の買い取り

2024.05.12

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中小零細企業の社長が悩んでいるのが、「お金」のこと、要は資金繰りだと思います。

現場で財務改善を支援している財務コンサルタントが、

資金繰りを改善する手法を伝えていきます。

 

11 請求書の買い取り

 

請求書を買い取ってもらうことも資金繰りを改善する手法といえます。

 

請求書の買い取りは、ファクタリングとは異なります。

 

ファクタリングとは、企業の売掛金(未収金)そのものを譲渡するサービスです。

一方、請求書買取サービスは、その売掛金の証拠である「請求書」を買い取るサービスになります。

 

具体的な違いは以下の通りです。

【ファクタリング】

  • 売掛金自体を譲渡する
  • ファクタリング会社が最終的な債権回収を行う
  • 取引先との関係に影響が出る可能性がある(2者間の場合)

【請求書買取】

  • 請求書(インボイス)のみを買い取る
  • 債権回収は企業自身が行う
  • 取引先への通知は基本的に不要
  • ファクタリングに比べて手数料が安い傾向

請求書買取は、売掛金自体を譲渡するファクタリングよりもライトな資金調達手段です。

債権回収は企業自身が行う必要がありますが、取引先への影響が少ないメリットがあります。

どちらを選ぶかは、資金ニーズや取引先への影響を考慮して、企業側で判断することになります。

 

請求書買取りのメリットとデメリットは以下のようになります。

【メリット】

  1. 手数料がファクタリングより安い
  2. 取引先への通知が不要なため、取引関係に影響が出にくい
  3. 債権回収は企業自身が行うため、取引先とのリレーションを維持できる

【デメリット】

  1. 債権回収リスクが企業側に残る
  2. 与信審査は企業自身で行う必要がある
  3. 運転資金ニーズに対して調達できる金額が限られる(請求書金額分のみ)

 

確かに、請求書買取りは、ファクタリングより手数料が安価で、取引先への影響が少ないという

メリットがあります。

しかし、債権回収リスクや与信審査の手間がすべて企業側に残り、調達できる金額も請求書金額に

限られるというデメリットもあります。

そのため、大口の運転資金を必要とする場合や、債権回収のリスクを完全に外部化したい場合には

ファクタリングの方が適している可能性があります。

 

つまり、資金ニーズの大きさや債権回収リスクの許容度によって、ファクタリングと請求書買取り

のどちらが適しているかを判断する必要があります。

 

したがって、いつもお話しているとおり、場当たり的に改善の手法を行うのではなく、計画的に

行う必要があります。

 

About Post Author

NAGASE YOSHIYUKI

財務コンサルタント。 ビジョン「1000年繁栄し続ける企業への変容するようサポートする」 ミッション「ご縁をいただいた会社、社長、従業員の成長、発展、成功、繁栄への道を共に歩む社外の一番のパートナー」
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