2025年、書店には相変わらず「引き寄せの法則」「成功者のマインドセット」「思考は現実化する」といった本が平積みされています。しかし、これらの本を読んで実践した社長の多くが、なぜか会社経営で行き詰まっているのです。「成功法則を真似る」という発想こそが、実は最大の失敗の原因だったのです。
2025年10月現在、主要書店のビジネス書コーナーを見ると、驚くべき光景が広がっています。
80年以上前に書かれた本が今も平積みされ、「最新の成功法則」として売られ続けているのです。
私が30社以上の中小企業を支援してきて、気づいた衝撃的な事実があります。
これらの本を真面目に読み、実践した社長ほど、資金繰りで苦しんでいるのです。
ここで、世界60カ国3300万人が学んだコーチング理論の創始者、ルー・タイス氏の革命的発見をご紹介します。
目的が設定されれば、方法は後で見つかる
— ルー・タイス
これが「インベント・オン・ザ・ウェイ(途中で発明する)」理論の核心です。
衝撃の事実：成功者の方法を真似る必要など、最初からないのです。なぜなら、あなたの脳には独自の方法を発明する力が既に備わっているからです。
「願えば叶う」「思考は現実化する」
これらは単なるスピリチュアルではありません。脳科学の事実です。
しかし、ほとんどの人が正反対のことをやっています。
苫米地英人博士の認知科学研究によれば、人間は常に情報の99%以上をストコーマによって排除していると言われています。
ストコーマとは「心理的盲点」のこと。脳が「重要でない」と判断した情報を、文字通り見えなくしてしまうメカニズムです。
❌ 間違ったゴール設定：「年商5.5億円を目指そう」
この瞬間、脳はこう判断します：
結果：本来見えるはずだった革新的な方法が、ストコーマによって完全に認識から排除されます。
そして行き詰まったとき、成功者の真似をするしかなくなるのです。
現状の外のゴールを設定すると、脳のRAS(網様体賦活系)が活性化し、今まで見えなかった情報が見え始めます。
成功者から学ぶべきは：
例えば、稲盛和夫氏から学ぶべきは「アメーバ経営の手法」ではなく、「人間として何が正しいか」を経営判断の基準にした姿勢です。
苫米地博士の研究によれば、人間の無意識の8〜9割は親の価値観の物真似だと言われています。
これらの問いに答えることで、親の価値観から自分の価値観へと転換することができます。
本記事の核心をまとめます：
必要なのは、明確な目的と、現状の外のゴール設定だけです。
成功法則を超えて、あなただけの道を歩みませんか？
収益満開経営 代表。財務を軸とした経営コンサルタント。ルー・タイスが来日時に直接コーチングを学び、苫米地アカデミー受講。苫米地英人博士の認知科学理論を実践応用。30社以上の中小企業で財務改善を実現。99%のコンサルタントが提供する「文学レベル(成功事例紹介)」ではなく、「認知科学レベル(脳科学的メカニズム解明)」で経営支援を行う専門家。「和魂洋才」による日本企業の持続的繁栄を支援。
参考文献：
第3回では、「ゴール設定の科学〜方法論より哲学が重要な理由」をお伝えします。なぜ「どうやって」より「なぜ」が重要なのか？認知科学の最新研究から明らかになった真実をお届けします。
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代表:長瀬好征(合同会社エバーグリーン経営研究所)
合同会社エバーグリーン経営研究所 長瀬好征
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