日本の中小企業の決算書について

2020.06.03

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前回決算書の数字と経営者の感覚とにズレがあるというのを書きました。

まず、ここでいう決算書は貸借対照表(「以下、BS」)と損益計算書(「以下、PL」)のことを指すと取り敢えずは考えてください。

財務三表といわれるものに入ってくるキャッシュフロー計算書(以下、「CF」)は取り敢えず置いておきます。

経営者の方に決算書を見ていますか?と質問すると。

大体の方は、「見ているし、税理士からも説明してもらっているよ」と答えてくださいます。

そこで、どのくらい把握しているのか知りたくて、さらにいくつかの質問をします。

経営者の方のほとんどが答えることができる項目は、残念ながらPLの項目の売上高と税引後利益ぐらいになります。

答えることができて、売上総利益ぐらいでしょうか。

営業利益、経常利益についてやBSの主要な項目についてを答えてくださる方はまずいません。

そういう数字を覚えておかなくてはいけないのか?と思われたかもしれません。

しかし、私が言いたいのは、決算書の数字そのもの自体に意味があるわけではなく、決算書の数字の特徴や流れを把握していることが大事なのです。

なぜならば、それが御社の財務構造のクセなのだからです。

過去の数字をいくら分析しても意味がないとおっしゃる方もおられますが、改善はクセを把握することからしかスタートできないのです。

今回のまとめになりますが、御社の決算書のクセを把握していますか?それが分かっていますか?

About Post Author

NAGASE YOSHIYUKI

財務コンサルタント。 ビジョン「1000年繁栄し続ける企業への変容するようサポートする」 ミッション「ご縁をいただいた会社、社長、従業員の成長、発展、成功、繁栄への道を共に歩む社外の一番のパートナー」
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